サイバーエージェント社員総会のイメージ

サイバーエージェントカルチャーを象徴するイベントはなにか?

そうサイバーエージェント社員に問いかけると、恐らく殆どの人間は「社員総会(サイバーエージェントグループ総会)」と答えるでしょう。

■サイバーエージェントグループ総会(社員総会)とは?

創業間もない2000年から行われているこの行事は、1年に1回10月に開催され、

  • 第一部:代表の藤田からの戦略プレゼンテーションと各種表彰
  • 第二部:大懇親会

上記二部構成で開催されます。特に目玉として注目されているのが第一部の各種表彰で、

  • 新人賞
  • 中途新人賞
  • ベストプレーヤー賞
  • ベストクリエイター賞
  • ベストエンジニア賞
  • ベストプロダクト賞
  • ベストプロジェクト賞
  • 社長賞

など、各カテゴリで類まれなる成果を残した人材、プロダクト、企業やプロジェクトに送られます。

■徹底した演出で「感情報酬」を。

度肝を抜かれるのはその演出です。アカデミー賞のようなレッドカーペット、輝かしい照明、オリジナルのトロフィーなど、徹底して演出にこだわります。同社の特徴ではありますが、こういったイベントでの演出は徹底的に行い、「シラケ」を生み出さないようにしています(逆に言えば、組織的な「シラケ」が生まれてしまうようであれば行わないほう良いと考えています)。

この演出を担うのは、社員総会プロジェクトチームです。広報や広告部門のクリエイティブ担当者などが横断的に協力し、この演出を作り上げるのです。ときにはプロジェクションマッピングの技術を活用したり、オーケストラの生演奏を入れたりと、毎回度肝を抜かれます。

各種賞には賞金が用意されていますが、賞金よりもこの「壇上」に上がることを最高の誉れとして仕立てることで、サイバーエージェントが重要視する「感情報酬」を最大化しているのです。

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■感情報酬✕SNS利用が最大の拡散エンジン

社員総会当日の社員のSNSは大変な賑わいを見せます。サイバーエージェント社では社員のSNS利用に制限を掛けていないので(簡単なソーシャルメディアポリシーは存在します)、表彰された社員は感謝の言葉を、それ以外の社員は称賛の言葉や次回総会への豊富を宣言したりしています。

金銭報酬はSNSによって拡散することはありませんが、感情報酬はSNSを通じて拡散されます。何かモチベーションを上げるための施策やイベントを執り行う場合は、このようなアプローチをとってみるのは非常に有効と言えるでしょう。

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