カテゴリー: Geppo導入事例

Geppoを運用するユナイテッド&コレクティブ株式会社のお二人

「てけてけ」や「the 3rd Burger」など、人気飲食店を展開するユナイテッド&コレクティブ株式会社。急成長する同社は、従業員のコンディション管理に重きを置く業界のリーディングカンパニーでもあります。

取締役管理本部長の本郷雄太さんは、「会社の成長を支えるのは、人です。だからこそ、人材には、投資を惜しまない」と語ります。また経営企画部の中村麻衣さんは、「“深刻化する前のSOS”に気づくことが大切」と、従業員のコンディション管理に欠かせない重要なポイントを指摘します。

飲食業界特有の「離職率が高い」という課題の解決に向け、従業員のコンディション変化発見ツール「Geppo」の導入を決めた背景、導入によって見えてきた課題や“これからの働き方改革”など、ユナイテッド&コレクティブ様の取り組みついてお話を伺いました。

 

事例サマリテンプレート:ユナイテッド&コレクティブ株式会社

■「企業の成長は、社員のバイタリティがつくる」ーーGeppo導入を決めた理由

Geppo導入を推進したユナイテッド&コレクティブ 取締役管理本部長 本郷雄太さん

ユナイテッド&コレクティブ 取締役管理本部長 本郷雄太さん

ーまずは、Geppoに興味を持っていただいたきっかけについてお伺いできますか?

本郷さん:私たちが働く飲食業界は、人が会社を動かす労働集約的なビジネスモデルです。どうしても遅い時間帯に働かなければいけないことや、労働時間が長くなってしまうこともあります。そうした業界特有の課題が、「離職率の高さ」につながっているのです。

ご縁があって出会えたメンバーと離れてしまうのは、私個人としても、会社としても、とても悲しいことです。会社として成長スピードを上げていきたいと考えているタイミングでもあり、今一緒に頑張っているメンバーが、より働きやすい環境づくりをしたいと、Geppoを導入させていただきました。

ー具体的に、どのような課題があったのでしょうか?

本郷さん:先ほどお話しした労働環境に加え、店舗ビジネスは、正社員が店舗に1~2名しかいないことが多々あります。すると、社員同士でコミュニケーションを取るのが難しいのです。

私自身、前職では店舗に勤めていたのですが、そうした課題を感じていました。健康問題に関してはもちろんですが、プレイベートな悩みなど、相談ごとを共有できる仲間がいない環境なので、孤独感を感じて退職してしまう方が少なくありません。

現場には現場特有の課題があります。そうした課題は、本社で働くメンバーとの間に認識の齟齬が生まれやすいので、情報の非対称性を解消する必要があると考えています。

ー現場の声を本社に届ける手段として、Geppoを導入していただいたのですね。

本郷さん:そうです。例えば中途で入社される方であれば、飲食業界特有の課題を認識していることが多々あります。しかし、新卒で入社される方は、その環境に戸惑うことも少なくありません。

研修期間中は同期と過ごしていたものの、いざ店舗配属になり、気心の知れた仲間と離れてしまうと不安になることもあるでしょう。もちろん正社員がいる環境下ではありますが、相談しづらいことも多いと思うのです。問題が起きる前に、その予兆を察知するには、Geppoのようなコミュニケーションツールが必要なのではないかと考えました。

 

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■Geppoは“深刻化する前のSOS”に気づけるツール

ーGeppoを導入していただく以前に、従業員のコンディション管理を行うための施策を運用していましたか?

本郷さん:新卒1年目の社員に関しては、役員が立ち会う面談を月に1度行なっていました。ただ、そうした縦の関係では、本音で話ができないこともあると思うのです。「こんなことを話したら、出世に響くかも知れない」と、不安になることもあると思います。

もしそうした際に、直属の上司とは別に話をできる関係性があれば、気兼ねない相談ができるはずです。Geppoには、そうした「今までになかったコミュニケーションを生む」可能性があるのではないかと期待しています。

【注釈】「直属の上司とは別」な立場として、サイバーエージェント社は「キャリアエージェント」という専門部署を作り、Geppoも同部署で運用している。サイバーエージェントの活用事例はこちらから

ー実際に導入してみて、どのような課題が見つかりましたか?

本郷さん:まだ導入して間もないですが、アンケートの結果から「社員同士の人間関係が非常に良いこと」が分かっています。そして、健康に関しては、より一層の配慮が必要であることも認識できました。

具体的にどう改善していくかという細かい施策は検討中ですが、導入したことによって、伸ばすべきポイント・取り組むべき課題が明確になり、組織として新たに動き出すことができている段階です。

ーGeppoを利用した社員からは、どのような声が上がっているのでしょうか?

中村さん:「現場の人員が足りない」「十分な睡眠が取れていない」といった緊急度の高いものから、アルバイトスタッフの方向けのトレーニングに関する提言をいただいていたりと、様々です。何かあれば人事から連絡ができる体制を取っているので、些細な悩みを即座に相談できる環境ができつつあります。

かなり落ち込んでいる雰囲気のある社員に電話をしてみると、意外にも和やかに話が進むことが多く、「聞いてくれてありがとうございます」と感謝されることも少なくありません。おそらく、共有したい悩みがあるのに、相談できる仕組みがないことが問題なのです。

 

Geppoの運用について語るユナイテッド&コレクティブ 経営企画部 中村麻衣さん

ユナイテッド&コレクティブ 経営企画部 中村麻衣さん

 

“深刻化する前のSOS”に気づくことが大切なのですが、そもそも発信する手段がないと、そうした声に気づくことはできません。普段は本社と店舗で離れていて、顔の見えない環境なので、「いつでも頼れる人がいる」と知ってもらうことが大事なのだと思います。

■Geppoなら、「もっと早く気付ければ…」を防ぐことができる

本郷さん:そういえば、中村が本社に来る以前に、店舗で働いていたときのことを思い出しました。彼女は現在5年目なのですが、店舗研修をしている際に、非常に大変な思いをしていて…。

中村さん:売上の大きな店舗で研修をしていたのですが、現場の責任者が突如退社してしまったことがあったのです。

ーそれは大変ですね…!当時のことを教えていただけますか?

本郷さん:社長を筆頭に、本社の人間が定期的に店舗の運営状況を見にいくことがあるのですが、たまたま中村の店舗の視察に行ったことがありました。まだ店長経験もないのに、責任者が不在の環境で、一人でお店を回していたのです。

中村さん:SVの方には話をしていたのですが、そもそも「本社の誰かに相談する」こと自体が頭に浮かばなかったのです。次回の面談の際に、本社に状況を伝えようと考えていたので、それまではなんとか持ちこたえようと思っていました。

本郷さん:たまたまお店に足を運んだので、迅速な対応ができましたが、もう少し気づくのが遅かったら…。中村が仕事を辞めてしまっていた可能性もあったと思います。また、そうしたことは他の店舗でも起こりうることです。業界的にもこうした問題は少なくないことなので、やはり改善していかなくてはいけないと感じたことを思い出しました。

中村さん:今振り返れば、当時Geppoがあればどれほど良かったか…と思います。UIがシンプルですし、毎月使うことが習慣になっているので、従業員にとってもハードルを感じずに状況を伝えることができるところがGeppoの良いところですね。

 

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■トップの課題意識が、会社を変える。現場と本社の垣根を越え、業界のリーディングカンパニーへ

ーユナイテッド&コレクティブ様は、まず新卒社員向けにGeppoを導入していただき、その後全社展開していただくことを決めていただきました。その理由をお伺いできますか?

本郷さん:「従来の施策では、細かい声を拾えきれない」という仮説があったので、もともと、全社員に導入したいとは考えていました。ただ、いきなり大きく展開するのはハードルも高いので、まずは特にコンディションが課題視されていた「新卒の若手社員」向けに導入することに決めました。

スモールスタートを切ったところで、利用価値があることは一目瞭然でした。導入することで社内の課題を解決できると確信したので、全社導入を決めました。

ー全社展開をするにあたり、現場との間でハレーションは起きませんでしたか?

本郷さん:正直にお答えすると、「全社導入によって、従業員の不平不満をぶつけるための窓口になってしまうのでは?」といった懸念もありました。

ーそうした懸念があるなかで、導入に踏み切れた要因はどこにあるのでしょうか?

本郷さん:結局は“トップの意思”が大きかったと思っています。「拾えきれていない声に耳を傾けることで、より健全な経営ができる」という私たちの意見に全面的に共感してもらうことができ、全社導入が決定しています。

全社員の声に耳を傾けることは、ともすればあるべきではないコミュニケーションを生む可能性もあります。しかし、Geppoを全社員が利用することのメリットは、そうした問題をはるかに凌ぐメリットがある。特に代表がそう信じてくれているので、トップダウンで施策を動かすことができました。

ーこれからどういった結果が出るか、楽しみですね。

本郷さん:おっしゃる通りです。成功体験が積み重なれば、もっと積極的に施策を打ち出していくこともできるでしょう。社内のみならず、業界の課題を解決していくリーディングカンパニーになれればと思っています。

ー最後になりますが、ユナイテッド&コレクティブ様が目指す、働きやすい環境づくりについて一言お願いいたします。

本郷さん:冒頭でもお話しいたしましたが、飲食業界のお仕事は労働集約になりがちです。つまり、メンバーひとりひとりのパフォーマンスが、会社の業績に寄与します。「個人の働くことへの姿勢や、モチベーションが会社をつくる」といっても過言ではありません。

中村さん:従来の施策に加え、ざっくばらんにコミュニケーションが取れるということが重要になると思っています。実際にGeppoを利用した新卒社員に話を聞いたところ、こうしたツールがあることのメリットは大きいと言っていたので、普段とは違う接点が生まれるきっかけになるのではないでしょうか。

本郷さん:メンバーが心身ともに健やかに、全力で働ける環境を作っていければと思っています。弊社の取り組みを通じて、飲食業界で働くことが、魅力的なライフスタイルにつながることを知っていただけたら幸いです。

 

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